就業のきっかけは「重機っておもしろそう!」
この仕事に就いて1年数ヶ月。まだまだ新人の私は、まったくの異業種からの転職でした。職業安定所で「林業」の求人情報をみたとき、一瞬で「これだ!」と思ったのを覚えています。木々に囲まれた高千穂町で生まれ育った私にとって、幼い頃から山は遊び場。チェーンソーを抱えて、大きな重機を乗り回す仕事って、絶対おもしろいだろうって(笑)。
入社後は、座学や現場での実習といった多くの研修を経て基礎的なことを学びました。憧れていた重機の免許も無事取得。今は木材を掴んで荷役を行うグラップルという機械と玉切りした木材を積んで運ぶフォワーダを中心に操作しています。
大きく良質な木に育ってもらうためには、密集して立っている木の一本一本を確認しながら不要な木を伐採する、間伐という作業が必要です。手入れの前はうっそうとしていた森が、間伐をすることで太陽の光が差し込み、木々の葉にも光が届くようになって全体的に明るくきれいになっていきます。自分たちの手で良い山に仕上がっていく光景は、何度見ても感動しますね。
作業はひとつの現場で3~4人がチームを組んで行います。正直、先輩方からの指導は厳しいものもありますが、いつかこうなりたい!というカッコイイ背中を見せてくれるので、励みになっています。今は少しでも早く先輩方に近づけるように、技術を身につけているところです。
最初は、重機っておもしろそうという単純な気持ちでしたが、今ではすっかり林業の奥深さに魅了されています。